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お、お久しぶりです

 2012-01-28-10:20
ブログを放置して約二年・・・。相変わらず読んではいるものの、なんだかきっちり(?)した感想を書けないなー、と思い、キーボードを叩く手も止まりがちに。
しかし、最近始めたfacebookでも、結局本の感想も書いてしまったりして。一言一言になってはしまうけれど、やっぱり感想はこちらに残しておこうかなぁ、と思いました。またボチボチ感想書いていきます。
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一言感想

 2010-04-01-00:02
漆黒泉 (文春文庫)漆黒泉 (文春文庫)
(2008/09/03)
森福 都

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漆黒泉
 解説 関口苑生

内容(「BOOK」データベースより)
幼い日、恋におちた美貌の婚約者は私の成長を待たずに殺された。舞台は11世紀。都人が太平を謳歌する宋の都で育った茶商のお転婆娘、晏芳娥は、婚約者の遺志を継ぐべく、時の権力者、司馬光を付け狙う。白蘭座の看板女優、謎の煉丹師、老学者ら入り乱れての追跡劇が解明する漆黒泉の謎とは。痛快な中国活劇。

ひっさしぶりの森福都さん。しかし、これは若干暗かった…。あんまり血腥い気分ではなかったので、いまひとつ楽しめず。

大奥二人道成寺 お狂言師歌吉うきよ暦大奥二人道成寺 お狂言師歌吉うきよ暦
(2008/09/27)
杉本 章子

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狙われた女
渦の中へ
未練ごころ
大奥お渡り
隠密旅
大奥二人道成寺
別宅の夜宴
修羅の花園
小夜千鳥
望まれた女

内容(「BOOK」データベースより)
”中橋小町”の歌吉は、お狂言師にして、お小人目付の協力者。宿下がりしたままの坂東流名取・照代を再び召し出そうとする上様に、一夜だけの舞台に立つ事になった照代と連れ舞を舞う事に。大奥の陰謀から照代を守ってやれるのは、歌吉をおいてほかにいない。直木賞作家が描く長編時代小説。

「お狂言師歌吉うきよ暦」(感想)の続編。普通の町娘だったのに、歌吉は今度はなんと大奥へ! 大奥の権力争いが、じっとり怖かったです。

一言感想

 2010-02-27-22:16
9462794627
(1995/08)
石黒 達昌

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内容(「BOOK」データベースより)
戦争、クスリ、多重人格―90年代の生と死。マラソンの素人に近かった女性ランナーがクスリを使用し、世界記録を上回るペースで来た40キロ過ぎに突然死した。その死を巡って複数の毒物に関わった研究者、医師が、麻薬や毒物の研究と症例を生々しく裁判の証言で語る表題作ほか2篇を収録した最新作品集。

「イスラム教の信者、ユダヤ教の信者、キリスト教徒など、神と終末の日とを信じ善を行う者は、その主のみもとに報酬がある。彼らには恐れも悲しみもない」
94627
ALICE

読みこなせる人が読めば面白いんだと思うんです。でも、こういう説明が延々と続くような小説は苦手なんだよなーーー。たとえて言うと、円城塔さんの「つぎの著者につづく」(「オブ・ザ・ベースボール」の併録だった)のような感じ。あくまで私の中で、ではありますが。ここは、「冬至草」を読んでみようかな。結局、読めたのは内容紹介にもある、表題作「94627」だけでした。これは、他のものよりも設定がもう少し分かり易かったんだよね。
王の眠る丘王の眠る丘
(1993/06)
牧野 修

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内容(「BOOK」データベースより)
少年戌子は、いつか馬奴騎手になりたいと思っていた。馬奴とは、蹄を持ち二本の脚で直立する獣で、騎手はその肩にのって、速さを競うのだ。だが、ある日、戌児が住む流民の町は、黄武神皇が支配する巨大帝国〈霊ノ国〉の軍隊によって、一夜にして壊滅してしまう。親しい人々を殺された戌児とその仲間たちは黄武神皇に復讐を誓うが…、神皇は謎の力に守られていた。戌児たちに残された方法はただ一つ。三年後に開催される国家行事“大耐久馬奴走”に参加することだった。この大陸横断マラソンレースに勝利すれば、神皇暗殺のチャンスがやってくる。戌児は、夢見ていた騎手となって、レースに挑んだ。ハイ!ノヴェル大賞受賞作。

この馬奴がいいんですーー。大きな獣萌え? 周囲の国々を呑み込んで、巨大帝国<霊ノ国(ひのくに)>を作り上げた黄武神皇…。虐げられる人々、アイデンティティを奪われる少数民族。戌子はみなを救えるのか? ってところだけれど、最後に一ひねり。この一ひねりが良かったかな。タイトルの意味も生きるというもの。

↓私が読んだハードカバーは、安彦良和絵だったんですが、おお文庫ではこんなすっきりな絵に! でも、やっぱりイメージはもっと泥臭く。少年と馬奴には、安彦絵がぴったりでした。
王の眠る丘 (ハヤカワ文庫JA)王の眠る丘 (ハヤカワ文庫JA)
(2000/01)
牧野 修

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いっちばんいっちばん
(2008/07)
畠中 恵

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内容(「BOOK」データベースより)
摩訶不思議な妖怪に守られながら、今日も元気に(?)寝込んでいる日本橋大店の若だんな・一太郎に持ち込まれるは、訳ありの頼み事やらお江戸を騒がす難事件。お馴染みの妖がオールキャストで活躍する「いっちばん」、厚化粧のお雛ちゃんの素顔が明らかになる「ひなのちよがみ」の他三編を収録。大人気「しゃばけ」シリーズ第七弾。

いっちばん
いっぷく
天狗の使い魔
餡子は甘いか
ひなのちよがみ
「餡子は甘いか」では、栄吉の菓子作りの腕が少しは上がるかなぁ、と思ったんだけどなぁ! 心はきっぱり決まったみたいだけれど…。栄吉の奉公先の主人が言うように、ながーーい目で見ればいいんだよね、きっと(でも、なんかコツとかさ! 栄吉の餡子が壊滅的にダメなのには、外から見て明らかな理由はないの?)。

北森鴻さんの訃報

 2010-01-26-00:00
48歳。まだまだお若いのに…。

「香菜里屋を知っていますか」(感想)では、香菜里屋シリーズに幕が下ろされましたが、もう博多のかもねぎコンビも、裏京都ミステリーも、冬狐堂シリーズも、蓮丈那智シリーズも読めないんですね。かもねぎコンビなんて、続編もあるのかなぁ、なんて勝手に期待していたんですが…。

沢山の作品をありがとうございました。御冥福をお祈りいたします。

図書館本など

 2010-01-25-23:48
昼が夜に負うもの (ハヤカワepiブック・プラネット)昼が夜に負うもの (ハヤカワepiブック・プラネット)
(2009/10)
ヤスミナ カドラ

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内容(「BOOK」データベースより)
青い目で、天使のような顔をしたアラブ系の少年ユネス。彼は、身を寄せる伯父に降りかかった災厄のために、果樹園が立ち並ぶ美しい村リオ・サラドに移り住んだ。初めは新しい土地に馴染めなかったが、やがて、かけがえのない親友を得て、青春の日々を謳歌する。しかし、優美な少女エミリーの出現と高まる戦争の足音が、ユネスと友人たちの絆を引き裂く―歴史の闇に埋もれたアルジェリア戦争を背景にして、少年の成長と愛を流麗な筆致で描き上げる、フランスのベストセラー長篇。

むむーん、これはちょっとダメでした。とっても浪漫的な内容だし、amazonでも評判が良いようですが、二人がそこまで惹かれ合う理由が分からなかったです。顔?顔なの?でもね、少年ユネスの頑固な父親があっという間に転落していく様は、やたらとリアリティがあって怖かったなぁ。間違った誇りは、身を滅ぼしてしまうのです。アルジェリア戦争を知っているフランスの人が読むと違うのかしらん。最近、海外物をあんまり読めなくなっていて、望みをかけてタイトルが印象的だったこれを読んだのもあったんだけど、更に海外物から離れる切っ掛けに…。好んで読むものにも、色々波があるよなぁ。

夜想曲集:音楽と夕暮れをめぐる五つの物語夜想曲集:音楽と夕暮れをめぐる五つの物語
(2009/06/10)
カズオ・イシグロ

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内容紹介
ベネチアのサンマルコ広場を舞台に、流しのギタリストとアメリカのベテラン大物シンガーの奇妙な邂逅(かいこう)を描いた「老歌手」。芽の出ない天才中年サックス奏者が、図らずも一流ホテルの秘密階でセレブリティと共に過ごした数夜の顛末(てんまつ)をユーモラスに回想する「夜想曲」を含む、書き下ろしの連作五篇を収録。人生の黄昏を、愛の終わりを、若き日の野心を、才能の神秘を、叶えられなかった夢を描く、著者初の短篇集。

これは、「昼が夜に負うもの」よりも先に読んだんでした。読んだ後の方がじわーっとくる感じ。長編でぐわーっとくるのもいいけれど、こういう短編もいいのかもしれませんね。ベネチアを舞台とするものは、ゆるく繋がっています。「老歌手」における生き方に淋しくもなるのですが、「夜想曲」を見る限り、この生き方はこの生き方でありなんだろうなぁ、きっと。

6TEEN6TEEN
(2009/10/01)
石田 衣良

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内容(「BOOK」データベースより)
『4TEEN』続編ついに刊行!ぎこちない恋。初めての裏切り。そして、少しだけリアルさを増してきた未来…。超高層マンションを見上げる月島の路地で、ぼくたちはこの世界の仕組みを考える。ダイ、ジュン、ナオト、テツロー―永遠の青春小説。

彼らは、「4TEEN」の時の方が輝いていたように感じてしまいました。彼らも少年→青年の道を辿っていて、マコトと年齢が近くなってくれば、それはどうしてもIWGP贔屓になってしまうのです。別にいいんだけど、4人を描き分けようとすればする程、ゲスト(?)の登場人物の書き込みが薄くなってしまうように感じてしまいました。4人が主人公って、ちょっと大変?

楽園〈上〉楽園〈上〉
(2007/08)
宮部 みゆき

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楽園 下楽園 下
(2007/08)
宮部 みゆき

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内容(「BOOK」データベースより)
「模倣犯」事件から9年が経った。事件のショックから立ち直れずにいるフリーライター・前畑滋子のもとに、荻谷敏子という女性が現れる。12歳で死んだ息子に関する、不思議な依頼だった。少年は16年前に殺された少女の遺体が発見される前に、それを絵に描いていたという―。
土井崎夫妻がなぜ、長女・茜を殺さねばならなかったのかを調べていた滋子は、夫妻が娘を殺害後、何者かによって脅迫されていたのではないか?と推理する。さらには茜と当時付き合っていた男の存在が浮かび上がる。新たなる拉致事件も勃発し、様々な事実がやがて一つの大きな奔流となって、物語は驚愕の結末を迎える。

宮部さんによる現代の犯罪もの、超能力ものは色々とツライです…。過去、色々読んだ宮部超能力者たちの末路を思い出す。

小さいころに置いてきたもの小さいころに置いてきたもの
(2009/09/19)
黒柳 徹子

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内容(「BOOK」データベースより)
『窓ぎわのトットちゃん』に書けなかった、私の秘密。先に逝った大切なひと、今そばにいる大好きなひと。まっすぐな視線でつづる、にぎやかですこやかな日々。

「世界で一つだけの花~♪」ではないけれど、こんな人は他にいないと思うのです。巧い文でも読み易い文でもないんだけど、こんな人が同時代に生きているのは貴重だと思う。「窓ぎわのトットちゃん」のまんま、大人になっていったんだろうなぁ。

宵山万華鏡宵山万華鏡
(2009/07/03)
森見 登美彦

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内容(「BOOK」データベースより)
祇園祭宵山の京都。熱気あふれる祭りの夜には、現実と妖しの世界が入り乱れ、気をつけないと「大切な人」を失ってしまう―。幼い姉妹、ヘタレ大学生達、怪しげな骨董屋、失踪事件に巻き込まれた過去をもつ叔父と姪。様々な事情と思惑を抱え、人々は宵山へと迷い込んでいくが…!?くるくるとまわり続けるこの夜を抜け出すことは、できるのか。

最近、職場の人が「恋愛小説が読みたいと思って!」と言って、『夜は短し歩けよ乙女』(しかも、彼は“恋せよ”と間違えていた)を読んでたんですが、モリミーって恋愛小説??? 本屋のポップにそう書いてあったんだ、って言ってましたけど…。めくるめく宵山の世界。うーん、でも、私は『夜は~』を繰り返し読んでる方がいいのかもしれません。あとは『恋文の技術』かなー。あれ、賛否両論あるかと思いますが、私は好きだな、妄想ヘタレ大学生。スルメ的に思い出してしまいます。

年末年始のガイド本

 2010-01-24-23:16
このミステリーがすごい! 2010年版このミステリーがすごい! 2010年版
(2009/12/10)
不明

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ここ数年、ダ・ヴィンチの特集本は必ず買ってるんですが(年末のBOOK OF THE YEAR関係)、今回はこのミスにも手を出してみましたよ! このミスは海堂先生の書きおろし狙いだったんですが、旅行に持っていくサイズとしてもちょうど良く、ぱらぱらと見てました。

お目当ての海堂先生の短編のタイトルは、「四兆何千億分の一の憂鬱」。前回の書き下ろしだったという、「東京都二十三区内外殺人事件」は、「イノセントゲリラの祝祭」の文庫版にうまーく挟まってたんですが(ハードカバーでは入ってなかった!)、これはどこの間に収まるのかなぁ。お馴染み加納警視正と玉村警部補のコンビが活躍する殺人事件の捜査なんだけど、いつものようにうまーく現実とリンクしているように思います。ああ、でも、せっかく出来たこういうセンターもまた、いつかぶっ潰れてしまうのでしょうか。全てはこの後、崩壊していくんだよねえ、きっと。

さて、このミスで気になった本たち。
ジョニー・ザ・ラビットジョニー・ザ・ラビット
(2008/12)
東山 彰良

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ダイナー
ダイナー
(2009/10/23)
平山夢明

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死神を葬れ (新潮文庫)死神を葬れ (新潮文庫)
(2009/07/28)
ジョシュ バゼル

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ウィンズロウの「犬の力」も、作者が既に亡くなっているという「ミレニアム」三部作(生前、更に続編が書かれるはずだったのだとか)も気になるなぁ。

ダ・ヴィンチの方は、「恩田陸の英米幽霊屋敷ガイド」に惹かれ、1月号に引き続き2月号も買っちゃいました。でも、これ、思ってたよりもボリュームが少ないのです。せっかくの特集。もっと紙面を割いて欲しかったなぁ。

あとは、1月号か2月号のどちらかで、北尾トロさんの勝間本の話が面白かったんだけど、今めくってみて見つけられません…。そうなのよね、勝間さん、決して悪い人ではないし、押し付けようという気もないのでしょうけれど、合理的にして時間を捻出するとしても、そんなガチガチにせずに、ゆるゆるした時間が好きな人間もいるのよ~、という気もするんだよねえ。時間の無駄使いと言われれば、確かにそれはそうなんだけど…。なんなんだろうな、勝間さんを見たときに感じる、あのモヤモヤ感。

年末年始最終更新

 2009-12-29-09:00
すっかり放置してしまってるので今更あれなんですが、これが年末年始の最終更新になります。

コメント返信も掲示板お掃除も怠っててすみません!(denさん、takam16さんありがとうございます) 戻り次第~。

今年は特に後半から、公は頑張ったんだけど、私の管理能力の低さが露呈致しました。来年はもう少し戻していきたいところです。

それでは、みなさん、良いお年を!

【国内ニュース】 「Ai情報センター」発足

 2009-12-09-23:17
ヤフトピに載ってました→

以下、そのまま引用しております。

ネット経由で遺体診断 「Ai情報センター」発足
12月9日15時39分配信 産経新聞

 ■解剖率向上へ、専門医請け負い

 低い解剖率などが問題とされる死因究明制度を改善するため、コンピューター断層撮影(CT)で遺体内部の異状を調べる死亡時画像診断(Ai)の読影業務を、専門医がインターネット経由で請け負う「Ai情報センター」が9日発足した。日本放射線科専門医会のメンバーらが財団法人として設立。解剖せずに体表観察だけで死因が決まり、誤った認定や犯罪見落としも生じているとの指摘がある中、Aiでスクリーニングし、不審な遺体を解剖に回すシステムの定着を目指す。

 メンバーの山本正二千葉大病院講師(放射線科)によると、遺体と生きている患者は画像診断のポイントが異なるが、遺体画像を読影できる知識や経験を持つ医師は国内に10人未満しかいない。センターに所属する読影専門医は、読影できる医師がいない医療機関からの要請により、メールのやりとりなどでCT画像を診断する。情報が漏れないようセキュリティーにも配慮するという。

山本講師は平成19年に千葉大病院にAiセンターを設置、院内で亡くなった患者に対し原則的にAiを実施してきた。

 外部の医療機関からも医療事故調査で読影を求められたり、子供の虐待事件で捜査機関から画像所見の鑑定書作成を依頼されたりすることなどが増加。中立性を保つために独立した第三者機関の設立準備を進めてきた。山本講師は「すべての遺体を解剖できない現状ではAiは重要な役割を果たす。医療機関だけでなく捜査機関にも活用してほしい」と呼び掛けている。費用は1万~5万円程度となる見通し。

これはいい形に進んでいると思っていいのかなぁ。メールで診断って、「イノセント・ゲリラの祝祭」の彦根のようだなぁ。やっぱり、現実が小説に追い付いてきてる?(あ、でも、専門医に意見を聞くというのは、ごく当たり前のことなのかしらん) 
願わくば、崩壊まで小説をなぞる事がありませんように。
■関連過去記事■
・「死因不明社会」/海堂尊さんブルーバックス

ドナドナ・・・

 2009-10-26-21:52
忙しかったのも一段落して、さてまた感想書いてくぞー、と思ったらば、PCが一部破損してしまい、本日ドナドナされていきました・・・。メーカー側の問題で、実はちょっと前にもドナドナされていった機種だったんですが・・・。日通のプロコンポ(パソコンポ?)って良く出来てるよねー、と短い期間で二度も思う羽目になってしまいました。

そんなわけで、最近滅多につけることすらないデスクトップで更新です。うう、なんか見辛いよー。
なんだかんだで感想を書き損なったもの。
カエサルを撃てカエサルを撃て
(1999/09)
佐藤 賢一

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相変わらず血湧き肉踊っちゃうんだけど、何せ私には基礎知識というものがなかった!! 英雄カエサルの肉付けは、きっとちょっと意外なものだったんだろうけど(守りに入った中年。ただし、恐れを知らぬ若者に触れ、そこからは鬼神のような活躍を見せる)、そこがギャップとして楽しめなかったのが残念。途中、恐れを知ら若者、ウェルキンゲトリクスにかなり肩入れして読んでたんですが、そうなんですよね、これ、結果は決まってるんだよね。自らを取り戻し、更に若者の力すら飲み込んだように見えるカエサルは、彼に勝つ。カエサルの心理描写は、相変わらずの佐藤節と言いましょうか、なんというか鼻水垂らしながら、頑張っちゃってる感じ。かっこ悪かろうがなんだろうが、がむしゃらな男が、より執念のある方が勝つのかなぁ。この辺も、実に佐藤賢一さんらしい小説でした。

わらしべ長者、あるいは恋  清談 佛々堂先生わらしべ長者、あるいは恋 清談 佛々堂先生
(2008/11/06)
服部 真澄

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「清談 佛々堂先生」の、佛々堂先生ふたたび、であります。本当にわらしべ長者のように、物がどんどん化けていく短編が特に印象的でした(今となっては、そのタイトルもわかんないけど)。さすが、数寄者。美術品だなんだとそういうのだけじゃなくって、佛々堂先生は山野草にも詳しかった! 伊達に、ワンボックスカーでふらふらしてるわけじゃないんですねえ。
後は、フロストシリーズ読みました! あれ、なんであんなに楽しいのかなぁ。まー事件はひどいし、フロスト警部を筆頭に、みんな眠れてないし、働きづめなのに、なぜか楽しい。数日の出来事が、なんだかすごい長いスパンの出来事のよう。忙しかった時、つい、いやでも、フロストはもっと全然忙しいし、とか思ってしまいました。しかし、読んでると面白いけど、一緒に仕事したくないよ、フロスト・・・。あと、自分の部屋にも招き入れたくないよ、フロスト・・・。マレット署長なみに、冷たい視線を送ってしまいそうです。これは、後できちんと感想を書きたいと思います。

クリスマスのフロスト (創元推理文庫)クリスマスのフロスト (創元推理文庫)
(1994/09)
R.D ウィングフィールド

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あと、忙しなくしてると、どっぷり本の世界に浸かる事が出来ない事が良く分かりました・・・。くっきりはっきりした話はいけるんだけど、茫洋とした話とか、難しげなSFは完全に挫折しました。

挫折本↓
ソラリス (スタニスワフ・レム コレクション)ソラリス (スタニスワフ・レム コレクション)
(2004/09)
スタニスワフ レム

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挫折しかかってるけど、これからだったら、もちょっと読めそうな本↓
正弦曲線正弦曲線
(2009/09)
堀江 敏幸

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私の心安らかな読書タイムのためにも、やっぱりあんまり忙しいのは嫌だな・・・。頭も変な風に使っちゃってるしね。

シリーズもののその後など

 2009-09-26-01:03
■加納朋子さん■

「魔法飛行」(感想)→「ななつのこ」→「スペース」を読みました。
(順番としては、2→1→3)
結論としては、私はこの順番で読んで良かったのかも!
デビュー作「ななつのこ」は、そこに含まれる設定のせいもあって、思っていたよりも陰が濃いように思いました。「魔法飛行」の事件も完全に明るいばっかりじゃないけど、「ななつのこ」から読んでいたら、私はその先には進まなかったかも。

で、三部作ラストの「スペース」です。
スペース (創元推理文庫)スペース (創元推理文庫)
(2009/05/05)
加納 朋子

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「スペース」では、この駒子三部作が繋がりつつも、また違った角度からの風景が見えてきます。「魔法飛行」でもながーい手紙が物語を牽引していましたが、「スペース」でもまた手紙が登場します。ちゃんと謎が隠されているんですが、こういう女の子のどうでもいいトークがちょっと辛かったです。あと、登場人物の名前をきっちり覚えていない自分には、話がちょっとややこしかった…。まー、見事に円環が繋がるんだけど、やや技巧に走り過ぎ? 設定にそりゃないよ、と突っ込んでしまいました。…なんだけど、なんだけど! これは駒子視点の「スペース」と誰かさん視点の「バック・スペース」の二本立てになっているんですが、「バック・スペース」でそうきたか!とのけぞりました。加納さん、すげーーっす。

ただ、私の中では、ほわほわとどこへでも飛んで行けそうだった、「魔法飛行」がベストかな。


■坂木司さん■

こちらも三部作。ひきこもり探偵、鳥井と作者と同名の坂木司の物語。「青空の卵」(感想)→「仔羊の巣」→「動物園の鳥」と、こちらは順番通りに読みました。

「青空の卵」ではその設定に度肝を抜かれたんだけど、そのインパクトを除くと、「仔羊の巣」、「動物園の鳥」は普通に良く出来た物語、という感じでした。

動物園の鳥 (創元推理文庫)動物園の鳥 (創元推理文庫)
(2006/10/11)
坂木 司

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ただし、「動物園の鳥」は、本シリーズの最終作。完結なんだから、やっぱりそこ描きますよね~、なわけです。決して嫌な描き方ではなかったんだけど、物語に対する驚き、インパクトという点では、最初に読んだ「青空の卵」が一番でした。

『永遠』はないかもしれないけど、『絶対』はあるのかもしれない。そうして、二人は大人になれたのでしょうか。

シリーズとは関係ないけど、坂木さん、こちらも読みました。
ワーキング・ホリデーワーキング・ホリデー
(2007/06)
坂木 司

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内容(「BOOK」データベースより)
元ヤン・ホストが宅配便(特別仕様車)ドライバーに転身!?血気さかんな若者と所帯じみた小学生、親子と仕事と仲間によるひと夏の贈り物。

かなり乱暴かつ若干雑にも感じたお話なんですが、TOKIOの長瀬くんあたりでドラマ化したら面白そうかも、と思いました。ちょうどね、読んでた頃に「マイボス・マイ・ヒーロー」の再放送がやってたんです。主人公の勢いに、長瀬くんの勢いが重なって見えました。

引き続き

 2009-09-06-10:43
海堂尊さんにはまってました。なんか、これ、あっちこっちで繋がっているので、どこから感想書こうかなぁとか思ってる間に、ブログを放置してしまいました…。汗

読んだのは、以下6冊。
・「夢見る黄金地球儀」
・「医学のたまご」
・「ひかりの剣」
・「イノセント・ゲリラの祝祭」
・「極北クレイマー」
・「死因不明社会」

残りは「ジーン・ワルツ」と「ジェネラル・ルージュの伝説」です。
(あと、ノンフィクションだと「外科医・須磨久善」もか)
合間を埋める短編が雑誌などに連載されていたそうなので、そっちも早いとこ纏めて貰えないのかなー。

海堂尊さんにハマり中

 2009-08-13-20:59
今更って言えば今更なんですが、「チーム・バチスタの栄光」を読んで、その面白さに瞠目しましたよ。一緒に借りてきた、「ナイチンゲールの沈黙」も一気読み。

再度図書館に行ったら、「ブラックペアン1988」があったのでこちらも。更にぽちっと予約した「ジェネラル・ルージュの凱旋」も借りだしてきて、その際、ついでに医療系じゃないしなぁ、と迷っていた「夢見る黄金地球儀」も借りてきちゃいました。

今のところ、読了したのは以下のもの。
・「チーム・バチスタの栄光」
・「ナイチンゲールの沈黙」
・「ブラックペアン1988」
・「ジェネラル・ルージュの凱旋」

バチスタとナイチンゲールは文庫上下巻で借りたので、たくさん読んだ気になってたけど、実はまだ四冊なのかー。久々に全部読まなくっちゃ!、という作家さん(現役病理医でもあるけど)です。だって、ほとんど全部の作品が繋がっているんだもの!

しっかりエンターテインメントしながら、現代の医療問題を滑り込ませるその手法がお見事。なんで1つの市を舞台にこんなに沢山の本が書けるんだろう、と思ったけど、1つの市を舞台とすることで現実としっかりリンクしてくるし、何より書きたい問題が海堂さんの中には沢山眠っているんだろうなぁ、と思いました。

「チーム・バチスタ」では、海堂さん悲願のオートプシー・イメージング(Ai)と壊れる医師、「ナイチンゲール」では共感覚(これは医療には関係ないけど)と小児医療。でもって、吃驚したのが、「ジェネラル・ルージュ」が「ナイチンゲール」の対となる作品だったということ! なんと、「ナイチンゲール」と「ジェネラル・ルージュ」は同時進行で起こっている出来事を、二つの作品に分けて語るという、荒業を使用しておられるのです。

「ジェネラル・ルージュ」は力作です。まさに今、赤字という血が流れている救急医療のお話です。それにまだ赤子である倫理問題が絡む。これだって、まだまだ話は広がっていきそうだし、「ブラックペアン」でその若き日を見た花房師長がどうしてこうなってるんだか、気になるー!気になると言えば、「ブラックペアン」では、まだ若くカッコよさ気な高階が、その後ではすっかり「タヌキ」キャラになっていること。あのスマートさには似合わん気がするんですが、どうなんでしょ。しかし、スマートかつ剛腕というのは、部下としては辛いですよね…。

それぞれの感想も後で書きたいなぁとは思うのだけれど、とりあえずこのはまり具合を書きたかったので、まずは一本記事にしちゃいます。

有川浩さん四方山

 2009-07-30-14:36
図書館危機図書館危機
(2007/02)
有川 浩

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「図書館戦争」のコミック版を、漫画喫茶で読んじゃったんです。で、原作の「図書館戦争」も古本屋でぱらぱらと立ち読み。おお、ほとんど内容同じなのねー、と思いつつ、「図書館内乱」を割とすっ飛ばしたまま、「図書館危機」です。「図書館革命」で完結とのことだし、「革命」は読もうっと。

しかし、これ、「あとがき」で有川さんも書かれてるんですが、

つか、活字でベタ甘とか痒いとかこっ恥ずかしいとか好きなの私だけじゃないよね!?ね!?と心の中で誰かに訴えながら書いておりますが、

この図書館シリーズは、掛け値なしのべた甘なんだよねーー。

だってさだってさ、読んでても丸わかりなのに、お互いが鈍い!痒い! でも、たまらず読んでしまうのが、乙女心というものでしょうか。こう、大人が読んでるのー!、と声を大にして言うのは、それこそこっ恥ずかしい気もするんだけど…。

だって、そういうの好きなんだもん!、と開き直るんなら、「図書館シリーズ」。あくまで大人として…、と節度を保つならば、「阪急電車」(感想)。中間を取るなら、陸海空シリーズ(「塩の街」「海の底」「空の中」)ってとこですかねえ。新作、「植物図鑑」の甘さの匙加減は、どんなもんなんでしょう…。

がらかめのマヤと真澄さんに身悶えするのとはまた違う気もするけど、なんつか少女漫画でやきもきしたああいう気持ちを、活字で再現される感覚が何とも言えんですなあ。

ご報告

 2009-07-27-09:56
10日間の入院生活が終わり、ネットに戻ってまいりました。

静養中ということで、自宅にではなく実家に戻ってきちゃったので(うははー、家事、全然やってないよー)、ネット環境的には若干不自由さもあるのですが…。

入院中に読んだのは、文庫本9冊。最後の三日間くらいは、かなり元気になって、一人で本を読むよりも、他の患者さんとお話することが多かったので、量的にはこんなもんなのかな~。

下の記事に感想を上げたい、と書いていた本は、自宅に置き去りなので、先に入院中に読んだ本の感想を書いてしまおうと思います。

それでは、また今後もよろしくお願い致します。

ご連絡

 2009-07-13-23:17
おめでたいことでも生死に関わることでもどちらでもないんですが、ちと見つかってしまったものがあるので、明日から入院して手術をしてきます。
そんなわけでしばし留守に致しますが、戻ってきたらまたよろしくお願い致します。

戻ってきたら、感想を書きたいもの↓。

バジル氏の優雅な生活 (第1巻) (白泉社文庫)バジル氏の優雅な生活 (第1巻) (白泉社文庫)
(1996/12)
坂田 靖子

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巴之丞鹿の子―猿若町捕物帳 (光文社時代小説文庫)巴之丞鹿の子―猿若町捕物帳 (光文社時代小説文庫)
(2008/12/09)
近藤 史恵

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夢織り女
夢織り女 (ハヤカワ文庫 FT (73))

入院中に本が読めれば、更に書きたいものが増えているかもしれません~。
それでは、またお会いできますよう。
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テスト

 2009-07-02-22:03
読むスピードも遅くなってるんですが、ブログ更新がすっかり滞ってます…。

それはいいとしても、ブログを見てみたら、なぜか全ての記事が文字化けしている~~。
うーん、この現象は、私が見ている環境だけなのかしら??

というわけで、とりあえずテスト更新です。

まとめメモ0906

 2009-06-23-23:47
向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)
(2008/07/29)
道尾 秀介

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内容(「BOOK」データベースより)
夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。きい、きい。妙な音が聞こえる。S君は首を吊って死んでいた。だがその衝撃もつかの間、彼の死体は忽然と消えてしまう。一週間後、S君はあるものに姿を変えて現れた。「僕は殺されたんだ」と訴えながら。僕は妹のミカと、彼の無念を晴らすため、事件を追いはじめた。あなたの目の前に広がる、もう一つの夏休み。

語り手はこの主人公の「僕」なんですが、所謂信頼出来ない語り手ってやつですかね。途中からは、もう何を信じていいんだか分からナーーーイ!!、と叫びたい感じに。巧い小説だとは思うんだけど、話としてはあまりに暗く、私の好みではありませんでした。小説の巧みさを楽しみたい人にはいいのかな。巧みさに面白さがプラスされればいいんだけど…。うーん、ひたすらに巧みでしたね。そうあらなければならない理由、感情の動きが描かれるのではなく、技巧が勝ってる感じなんだよな。歌野晶午さんくらい、気持ちよーく騙してくれれば、それはそれで楽しいんですけど、ね。
バウンド―纏足 (YA Dark)バウンド―纏足 (YA Dark)
(2009/03)
ドナ・ジョー ナポリ

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内容(「MARC」データベースより)

継母から「役立たず」と呼ばれ、家の雑用一切を押しつけられている少女シンシン。それでも纏足の痛みに苦しむ姉を気づかい、周囲への優しさを忘れない。そんなシンシンが、邪悪な継母や過酷な運命から逃れられる日は来るのか?

「シンデレラ」と言えば、西洋的なイメージを持っていたんですが(ディズニー映画のせいかな)、実際は世界各地にこういった民間伝承があるのだとか。で、この「バウンド」の副題は纏足。舞台は中国なんですね。これまで読んだ、ドナ・ジョー・ナポリのお話は、誰もが知っている童話の切り口が鮮やかで、違った見方を教えてくれるものだったのですが、うーん、これはいまいちでした。主人公、シンシンがあまり好きになれず、逆に姉が可哀想でですねえ。シンシンも酷い目にあってるんですが、彼女は生来可愛く、足も小さいらしいんですね。なんかそこに優越感を覚えてる感じがちょっと…。単に私が強いシンデレラを見たくなかっただけなのかしら。

図書館本メモ0905

 2009-05-27-23:05
ちぎり屋ちぎり屋
(2002/08)
蜂谷 涼

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内容(「BOOK」データベースより)
北の街の小さな居酒屋「ちぎり屋」では、今日もまた、わけあり者たちが、心に溜めた想いを語っていく。繁栄にわく小樽の街の片隅にあるおもんの店で、一杯の酒とともに語られる「問わず語り」。

「へび女」(感想)も読んだことがある蜂谷さん。小樽を舞台に、女の細腕一つで小料理屋を切り盛りするおもんさん。駆け落ちしてきた夫も既に亡く、残されたのは小料理屋、「ちぎり屋」だった…。しっとりしたいい話なんだけど、欲を言えばまだ枯れてはいなかったおもんさんに、私はもっと幸せになって欲しかったなぁ。伝わってくる小樽の賑わいなどは○。

真夜中の子ネコ (Modern Classic Selection)真夜中の子ネコ (Modern Classic Selection)
(2008/12)
ドディー スミスジャネット ジョンストン

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内容(「BOOK」データベースより)
ふたごのトムとパムは毎晩、真夜中になると、「突然」「何もないところから」庭にあらわれる4匹の子ネコを見つけます。一体、このネコは現実なのでしょうか?それとも魔法?この不思議な出来事をめぐり、ふたごの兄妹、トムとパムとその育ての親のおばあちゃんの間に変化があらわれます。幸せな祖母と孫の関係が、ほんのささいなことで崩れてしまいそうになったとき、それを救ったものとは…?『ダルメシアン』(101匹わんちゃんの原作)の作者ドディー・スミスの知られざる名作初翻訳。

真夜中の子ネコってファンタジック!と思い、また内容紹介にもあるとおり、ちょっと不思議な雰囲気で出てくるんだけど、実際は合理的説明がなされちゃうのが、ちょっとがっかり。イギリスの寄宿学校のふたごの兄妹のお休み中の出来事です。庭でハリネズミに餌付け出来ちゃうなんて羨ましい~(パムは子ネコを待っているので、ハリネズミが出てきてもあんまり喜ばない)。注はついてるものの、スクウォッターなる言葉が突然出てきて(章のタイトルにもなってる)、いったい彼らはどういう人のことなんだ?と思ったら、ネットでは”不法占拠住人”とあてているのも発見。なるほどねえ。

回想のブライズヘッド〈上〉 (岩波文庫)回想のブライズヘッド〈上〉 (岩波文庫)
(2009/01/16)
イーヴリン ウォー

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回想のブライズヘッド〈下〉 (岩波文庫)回想のブライズヘッド〈下〉 (岩波文庫)
(2009/02)
イーヴリン ウォー

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内容(「BOOK」データベースより):上巻
第二次大戦中、物語の語り手ライダーの連隊はブライズヘッドという広大な邸宅の敷地に駐屯する。「ここは前に来たことがある」。この侯爵邸の次男で大学時代の友セバスチアンをめぐる、華麗で、しかし精神的苦悩に満ちた青春の回想のドラマが始まる。
内容(「BOOK」データベースより):下巻
「古昔は人のみちみちたりしこの都巴いまは悽しき様にて坐し」。ひさしぶりに再会したセバスチアンは、別人のように面変わりしていた。崩壊してゆくブライズヘッド邸とその一族―華麗な文化への甘美なノスタルジア。英国の作家ウォーの代表作。

面白かったんです、好みのイギリスだったんです。なんだけど、うまく感想が言えないんです~。貴族のどうでもいい話とも言えちゃうんだけど…。芸術を解する自分を高みにおいて、現実を巧みに渡り歩く人たちを下賤なものと軽蔑する視線は鼻につくのだけれど、これはそれも込みのお話なんだよねえ。ぐるっと回って、最後はそこにあり続けたものが見えたのかな。
ところで、頁数の関係かもしれませんが、これ、上巻に全体の解説が載せられてたんです。上巻のみの解説(よく考えたら、それもおかしいけど)だと思って読んじゃったら、思いっきり後半のネタバレが書いてあってのけぞりました。警告を入れて欲しかった…。解説を先に読んじゃったのは、本当に久しぶりだったんだけど、やっぱり自分は解説を先に読みたくない派なんだな、と再確認致しました。気をつけよっと。

くるくるウィジェット

 2009-01-01-00:00
面白そうなので、お勧め本のリストを作ってみました。
くるくるくるくる回せます♪
オールタイムベストというわけではないのだけれど、どれも外れがないと思います。なかには癖のある本もあるけど、それもまた良しってことで。


しばらくトップに置いていたのですが、実際の日付も越えてしまったことだし、この辺りで下げることにいたします。気が向いたら、またトップに何かを置くかもしれません。
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2008年読書的覚書

 2008-12-28-22:59
今年も残すところ後わずか。
読みかけの本、感想を書いていない本もありますが、ここらでまた一年の総括をば。

2005年にブログを始めたので、こういうことを書くのも早4回目。毎度書いてる気がするんですが、まとめておくと何よりも自分の役に立つんですよねーー。

今年は翻訳物を割と読んだ年だったかと。翻訳者さんのエッセイなんかも読んでいたし、懐かしのアンの村岡花子さんの生涯を追った「アンのゆりかご」も良かったです。

■ジャネット・ウィンターソン、岸本佐知子「灯台守の話」/物語るということ
■「変愛小説集」/岸本佐知子さん、編
■「死んでいるかしら」/柴田元幸さんエッセイ集
■「生半可な学者」/柴田元幸さんエッセイ集
■「アンのゆりかご―村岡花子の生涯―」/腹心の友

その他、海外の迫力の女性作家たち。
■「喪失の響き」/喪失が織り成す様々な響き
■「その名にちなんで」/受け継がれたもの
■「見知らぬ場所」/ジュンパ・ラヒリ、三作目
■「アメリカにいる、きみ」/ナイジェリアという国を知っていますか

ちょっと前のベストセラーですが、著者自身のバックグラウンドがまたぐっと来ちゃうジェットコースターノベル。
■「数学的にありえない」/起こりそうもない?それが何だ!

どったばったで、はちゃめちゃな物語なんだけど、なんだか家族っていいなーと思わされるマロセーヌシリーズも楽しかった!
■「人喰い鬼のお愉しみ」/マロセーヌ・シリーズ1
■「散文売りの少女」/マロセーヌシリーズ3
■「ムッシュ・マロセーヌ」/マロセーヌ・シリーズ4

ブッツァーティの「タタール人の砂漠」も余韻が残りました。
■「タタール人の砂漠」/人生というもの

あとは、2007年に引き続き、前半は有名どころのSFを読んでました。
■「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」/彼らと我とを隔てるものは
■「ターミナル・エクスペリメント」/魂波(ソウルウェーブ)の到来
■「星を継ぐもの」/人類が受け継いだもの
■「ガニメデの優しい巨人」/人類はどこから来たのか?
■「九百人のお祖母さん」/愛すべきほら話

飛さんの<廃園の天使>シリーズも良かったなぁ。続きが待ち遠しいです。
■「グラン・ヴァカンス 廃園の天使1」/永き、休暇
■「ラギッド・ガール 廃園の天使2」/「グラン・ヴァカンス」前日譚など

日本人の作家さんでいえば、角田さんの確かさにはほとんど信仰に近い思いを持ったし、舞城さんもやっぱり好きだなぁ、と思いました。逆に好きー!と思っていた古川さんは、「聖家族」を挫折してしまいました・・・。あの歴史についていけなかったよ。桜庭一樹さんは、結局作品はほとんど読んでないんだけど、その読書日記の目の確かさにはお世話になりました。桜庭さんのweb連載で知った、山口瞳さんの「血族」も迫力でしたし、シャーリイ・ジャクスンの「ずっとお城で暮らしてる」もぞくぞくしちゃいました。あとは有川さんの胸キュンのラブストーリーにやられました。いいですよねえ、ラブラブ♪

■「八日目の蝉」/暗い場所から出た先には
■「ディスコ探偵水曜日・上」/舞城王太郎、総決算?
■「ディスコ探偵水曜日・下」/舞城王太郎、総決算?
■「血族」/ファミリー・サーガ
■「ずっとお城で暮らしてる」/悪意の企み
■「阪急電車」/らぶ・関西

その他、ルワンダの大虐殺を追った「ジェノサイドの丘」はずしんと来たし、四代にわたって語られる「時のかさなり」も良かったです。
■「ジェノサイドの丘・上」/民族という悪夢
■「ジェノサイドの丘・下」/終わらない悪夢とほんの少しの希望
■「時のかさなり」/四人のこども

今年は途中から読書のペースががくんと落ちちゃったんですが、それでもそれなりに良い本とは出会えているみたい。中にはどなたかのブログで知ったものもあるし、直接お勧めして頂いたものもあります。やっぱり一人で読んでいるのとは違う、ブログの醍醐味ですよね。みなさま、今年もお世話になりました。来年もまた良い出会いがありますように。
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プロフィール

つな がる

Author:つな がる
つなです。
「日常」logとも称していますが、そう多くはない手持ちの本、興味が赴くままに借りてきた図書館本の感想が主になります。
興味を持った記事があったり、あなたが読み終えた本について語っていたら、是非あなたの感想を教えて下さい。お待ちしています。

2008年3月23日に、fc2ブログに引っ越してきました。それ以前のamebaブログでの更新も、引っ越しツールによって移行しています(以前の記事は、表示が少々見辛いかもしれません。ご容赦を)。

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