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「韓国人の歴史観」/歴史の扱い方、裁き方

 2006-03-02-21:51
黒田 勝弘
韓国人の歴史観
文春新書

韓国は近くて遠い国。色々似ている部分もあるし、この本 や、この本 など、個人として対峙した際には、韓国の人々はとてもフレンドリーであるようなのに、国家間では「反省と謝罪」の要求や、日本に対する反発の数々が繰り返される。これは一体ナゼなのか? 本書を読むと大分すっきり。

目次
第一章 従軍慰安婦問題-日本コンプレックスの深層
第二章 対日「抵抗史観」の神話
第三章 韓国人作り-反日教育はなぜ必要か
第四章 はてしなき「謝罪」要求の根拠
第五章 中国の影-「日王」という呼び方
第六章 日帝風水謀略説-「光復五十周年」の反日風景?
第七章 旧総督府解体-「光復五十周年」の反日風景?
第八章 日帝の残滓-「光復五十周年」の反日風景?
第九章 新たなる「日本」の影
第十章 「日韓問題」は存在しない

韓国の「反日」の数々の裏にある、あちらの事情には切なさすら感じてしまう。歴史とはただそこにあること、事実のみであるという認識とは、違った認識がそこにはある。歴史を立て直さなければならない、歴史を見直さなければならない、韓国という国。「日本」を利用してきた政治家、マスコミの所業には呆れてしまう面もあるけれど、国家間の問題として、日本の対応ももう少し何とかならないのか、と思った。「謝れ」と言われたから、なんだか良く分からないけど謝っちゃうというような対応は、個人の間でも不味いものだと思うけれど、ましてやそれが国家間の話となっては。外交ってもっと強かなものではないの?

これは平成11年に刊行されている本であり、既にご存知の方も多い情報だとは思うけれど、今もまだ内容は古びてはいないと思うし、私は色々スッキリしました。ネットの論調などは、最近はこういった話を踏まえたものが多くなっているとも思いますが。

ところでこの本は、韓国を批判するだけの本ではない。返す刀で日本のマスコミや、日本の一部「知識人」を斬っている。「反省と謝罪」に寄った彼らの論は、韓国をただ自らの正義感と満足させるためのテーマとして利用したものであり、真実を見ているかというとそれは疑わしい。

互いに互いを良く見る、知ることが出来るようになるといい。そういった意味でも、これはただの批判本ではなく、お隣の人たち、韓国との付き合い方を知るための、一つの見方を提示した良書だと思う。
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「ソウルで新婚生活」/ある日本人妻の韓国での暮らし

 2006-02-24-19:31
たがみ ようこ
ソウルで新婚生活。―新妻ヨーコちゃんの韓国暮らし
大和書房

これは文字通り、国際結婚をした新妻「ヨーコちゃん」の、韓国での暮らしを4コマ漫画と文で綴ったもの。

表紙で汗をたらたら流しているのが、新妻であり著者である「ヨーコちゃん」。
なかなか微笑ましい感じでしょ?

目次
? ヨーコの韓国暮らし<入門篇>
 「天敵」~「ばんざい!」まで、全43篇
?ヨーコの韓国暮らし<初級篇>
 「春だから・・・」~「あとがき」まで全41篇

多分、これは著者「ヨーコちゃん」の性格によるものだと思うのだけれど、その筆致はあくまで柔らかく温かい。「はじめに」と題した文章の中で、「日本嫌いというイメージから想像していたよりずっと温かく接してくれる韓国人の中で、少しずつ韓国生活になじんでいったのです」とあるけれど、これはこの「ヨーコちゃん」の心の温かさによるものも多いのでは、と思った。勿論、表紙の通り、汗をたらたら流すようなお話も載っているんだけどね。

切符売り場で「ヨーコちゃん」が、正しい発音を出来るまで、発音を正してくれる切符売り場のおじさん、散々話した後、互いに間違い電話だったと気づく会話、道を聞いたら、自分も最近引っ越したばかりなのに、「ヨーコちゃん」の目的地を探し出してくれた女の子、バスのエアコンの強風に晒された「ヨーコちゃん」に、上着を貸そうとしてくれた隣の席の男性、など、情厚い韓国の人たちとの触れ合いが描かれる。

ちょっとしたことで、へぇ~、と面白かったのは、日本では野菜とされるミニトマトが、韓国ではかき氷にもケーキにも乗っかっているということ。フルーツ扱いなのでしょうか? そして、かなり怖いのが、韓国のバス。「スリル」というタイトルの漫画と文が載せられているのだけど、「ヨーコちゃん」は初めて韓国でバスに乗った時に、あまりに速くて腰が抜けるかと思ったそう。凄まじい交通渋滞の中を、バスの運転手さんは、すり抜けのテクニックを駆使し、猛スピードで走る!走る! 更にこのバスは乗り込むのにも一苦労らしく、並ばないで待つ中、他の乗客たちとの水面下の競争と緊張感を得ることが出来るらしい・・・。乗るのも大変なら、降りるのも大変。「ドアが閉まる前に走り降りなければならないこの焦燥感・・・・・・」。いや、私はあまり味わいたくないぞ。最初は怖がっていた「ヨーコちゃん」、今では好んで乗っており、更にちょっとスピードが遅いとイライラするくらい、韓国生活に馴染んだそう。

あまり詳しく書いてなかったけれど、ちょっと気になるのが、韓国男性の結婚前と結婚後の違い(どうも韓国の留学生は、韓国の女性に言わせると、条件が悪い人が多いらしい? ちなみに「ヨーコちゃん」と旦那さんは留学先で知り合った)や、最後のページ「憂鬱な新妻たち・・・」にあった、「韓国人のおくさんも大変だというミョンジョルが近づくと、慣れない外国人妻たちの心も重くなる・・」という一枚の絵。

日常の楽しかったこと、良かったこと、ちょっと困ったことはこの一冊で十分分かったのだけれど、もっとディープな韓国も知りたいなぁ、と思った。

*臙脂色の文字の部分は本文中より引用を行っております。何か問題がございましたら、ご連絡ください。

「続・オマエラ、軍隊シッテルカ!?」/韓国徴兵制の実態?

 2006-02-17-10:06
イ ソンチャン, 裴 淵弘
続オマエラ、軍隊シッテルカ!?―愛と憎しみの軍人編
バジリコ株式会社

さて、前回、無事に憲兵学校を卒業した 、イ・ソンチャン。今度はとうとう、軍隊の前線に配属される。とはいえ、彼が配属されたのは、軍人の警察たる「憲兵」(さらに詳しく言うと国防部)であり、38度線などに配属された人たちとは、また違う経験をしているのかもしれない。ちなみに、憲兵となるには体格や家族構成など、色々な条件があるそうで、幸か不幸か、前回イ・ソンチャンはこの審査にパスし、希望したわけではないのに憲兵候補となっていた。というわけで、これ一冊で韓国の徴兵制度や、またその影響を知ろうとした、私の試みの甘さに今更気づく。「韓国徴兵制の実態」なんてタイトルを付けてしまったけれど、この本だけではやっぱり無理。また、韓国の職業軍人と、徴兵制による軍人との割合も、いまひとつ理解出来なかった。

これは、前編に当たる「オマエラ、軍隊シッテルカ!?」の時に理解しておくべき事だったのだけれど、「徴兵」といっても、私にはまだ何となく「軍人たる心得を知る」とか、「訓練」というイメージが強かった。でも、そうではない。陸軍で二十六ヶ月、海軍で二十八ヶ月、空軍で三十ヶ月という、長い年月は決して伊達ではない。徴兵されるということは、訓練を経て立派な軍人となり、軍人としての責務を果たすということ。普通の大学生であった若者が軍人となり、同じ大学生からなるデモ隊を鎮圧することもある。場合によっては、任務中に死亡してしまうことすら考えられる。だから、韓国の若い男性にとって、世界情勢というものは、決して自分と無縁の世界ではない。

  軍隊で勤務中に発生した事故
  :1992年度 3282件 / 1993年度 7328件
  軍隊での死亡者 300~400人/y

  訓練中の事故の死亡補償金
  :月額×12(これは、人知れず死亡した場合。ただし、航空勤務中の空軍
  操縦士の場合や、階級によって若干異なり、また世間に知られた場合は、
  より多くの補償金、慰労金が支払われた)

  軍隊での記憶に残る事件(イ・ソンチャン入隊当時)
  :1993年 武装した脱走兵が、ソウル市内で一般市民まで殺傷した
  (民間人七人が重軽傷、一人が死亡)

                                  以上、本書より抜書き

この本の中でも、著者イ・ソンチャンが徴兵されている間に、金日成が死亡し、非常警戒令が出され、韓国軍は戦争準備体制に突入する。約二週間でこの非常警戒令は解除され、戦争になることはなかったけれど、全ての軍人が非常に恐怖を覚えたことは間違いない。戦争になれば、前線に出て行くのは間違いなく、その時たまたま徴兵されていた自分たちなのだから!

前編「オマエラ、軍隊、シッテルカ!?」の、辛いながらも多くの同期がいて、ある意味で連帯感をもって、がむしゃらに訓練していた時の明るさは、この本にはない。どれだけ辛くても、やはり訓練は訓練であり、実際に配属され、軍人として勤務するのとは、また違った意味を持つ。軍人としての責任は、訓練の時の比ではない。もちろん、例の「オル・チャリョ(シゴキ)」は健在であり、階級が下っ端の頃などは、目も当てられないほど、ひどい待遇を受けているのだけれど。

そして、除隊後の日々。入隊してから軍隊生活に適応するのに苦労したのと同じように、今度は除隊してから社会生活に適応するのに相当な苦労があるよう。連日悪夢に悩まされ、語尾に「であります」がつき、問いかけにはついつい復命復唱してしまう。女生徒には「おじさん」扱いされ、すっかり老け込んだ自分を感じる。頭だって当然、錆び付いているわけで、大学の授業も辛い・・・。

巻末には【イ・ソンチャンの軍隊恋愛相談】なる付録がある。いや、韓国の恋人たちって大変だと思います。長期にわたって会えない中、詳細を知ることのない、男性の軍隊生活の苦しみを受け止めなければならない女性も大変、もちろん男性も大変。こういう本が出版されて、これまでよく分からなかった軍隊での生活を、韓国の若い女性が理解出来ることは、よい事だなぁと思った。

目次
プロローグ いざ、国防部へ
第一部   二兵のころ
第一章   避けることができないなら楽しめ
第二章   新米憲兵、トイレで暗記地獄
第三章   新米憲兵、駐車場で白鳥の水かき
第四章   初めての外泊、これぞ自由だ!
第二部   一兵のころ
第五章   試練はまだまだ続く
第六章   死んで花実が咲くものか
第三部   上兵のころ
第七章   童貞憲兵、小さな恋の物語
第八章   上官になってはみたけれど
第九章   軍隊生活で最悪の思い出
第十章   そしてまた悲劇が起こる
第四部   兵長のころ
第十一章  気がつくとバカになっている
第十二章  夢にまで見た除隊を迎える
エピローグ そして社製人に戻った?

「オマエラ、軍隊シッテルカ!?」/韓国徴兵制の実態?

 2006-02-07-10:21
イ ソンチャン, 裴 淵弘
オマエラ、軍隊シッテルカ!?―疾風怒涛の入隊編
バジリコ株式会社

目次
プロローグ そして入隊が決定した
第一部 入所隊のころ
第一章   幸福はお終い、不幸の始まり
第二章   自由の日はいつ訪れるのか
第二部 訓練所のころ
第三章   死んだと思ってあきらめろ
第四章   シゴキと訓練の日々
第五章   『ランボー』なんか実在しない
第六章   敵より怖いのは、気の狂った上官だ
第七章   いつか除隊するその日まで
第八章   ゆきゆきて行軍
第三部 憲兵学校のころ
第九章   訓練所から憲兵学校へ
第十章   どうせ軍人は人じゃないよ!
第十一章  世界一短気な韓国人
エピローグ 同じ船に乗った戦友愛

韓国には周知の通り、徴兵制が布かれている。しかしながら、兵役時代に体験したことを外部に漏らしてはならないという軍規、また軍隊時代に体験した屈辱と孤独、喪失感と暴力を封印したいという気持ちが相まって、これまで韓国の軍隊生活について、語られることは少なかったのだという。陸軍で二十六ヶ月、海軍で二十八ヶ月、空軍では三十ヶ月にも及ぶ、一般社会から隔離された、辛く苦しく孤独な日々。

この本は、1992年に軍隊に入隊し、陸軍憲兵隊に配属された、ごく普通の大学生だった著者が、ネット上で書き続けた軍隊体験記がもとになったもの。ごく普通の文明社会に生きてきた若者が、ほとんど理不尽とも言える軍隊生活のシゴキ「オル・チャリョ」(体育会系も真っ青!)の中で、何とか耐え忍んでいく様が語られる。著者はどちらかというと、要領の良い方であると見え、時に上官の目の盗み方も含まれる。多少目を盗んだところで、訓練やオル・チャリョは焼け石に水的な厳しさに溢れているけれど・・・。

この本の中では、二十六ヶ月に及ぶ軍隊生活の内の最初の四ヶ月が語られる。時間的には短い期間であるとはいえ、一番辛いといわれる期間でもあり、読んでいると全然短いとは思えない。これだけでも十分に濃い体験ではあるのだけれど、この後、軍隊生活を全うする中で、「ごく普通」だった著者の精神はどのような影響を受けたのだろう、と思った。客観的に見る余裕があるとはいえ、偶然見ることが出来た女性の可愛さに胸震わせ(軍隊ではほとんど女性を見ることはないので、まるで天女のように見えたそう)、大の男が甘いお菓子に執着し、パンと牛乳目当てに洗礼を受ける様は、その置かれた環境の苛酷さを物語る。

続編があるので、近々そちらも図書館で借りてきたいと思います。この「濃い」体験は、何らかの影響を及ぼさずにはすまないだろうし、韓国の人の「熱さ」の一因でもあるのでは、と思った。 うーん、でもどちらが先か?という問題でもあるのかな。そもそも、軍隊にはシゴキがつきものなんでしょうか・・・。

「韓国女性「厚化粧」の裏側」/韓国

 2005-06-16-07:59
在韓日本女性ユニオン「韓国女性「厚化粧」の裏側」小学館文庫

目次
第一章 炸裂する韓国アジュンマパワー!
第二章 あなたの物は私の物、私の物はあなたの物
第三章 「厚化粧、整形に涙の努力」の謎
第四章 女子大生恋愛事情
第五章 韓国女性の“働く”ということ
第六章 愛すべき韓国女性たち
解説 小針 進

アジュンマとは既婚女性の呼称のこと。この言葉の響きには親しみを込めたおばさんと、図々しくあつかましいおばさんの両面があるそうで、一章の扉には「韓国には三つの性がある。韓国人男性、韓国人女性、そして韓国人アジュンマだ!!」と書いてある。

なんとなーく、この目次のタイトルからも想像できるかもしれないけど、とにかく強烈なエピソードが満載。一応「在韓日本女性ユニオン」の入会資格は「“それでも韓国がスキ!”といいきれる度胸」とのことですが、うーん、本当に?と思う箇所もある。


でもね、解説を読むと、これら複数の書き手が様々な形態で韓国に滞在している(駐在員婦人、韓国男性の妻、留学生、商社員、日本語教師、コンサルタントなど)ことに驚き、様々な経験をしていることに敬服はしつつも、その一方でこう書かれている。

ここで描かれている彼女たちの体験は、韓国社会の一断面しかとらえていないのも事実である。李朝時代以降の国家統治理念として機能してきた朱子学のテクニカル・タームに、「理」と「気」というのがある。簡単にいえば、「理」とは心理、原理、倫理の総称で、気むずかしいものであり、「気」とは物質性(人間でいえば肉体性)であり、道徳性のない情、感情である。日本人の韓国人観には、「礼儀正しい」-「粗雑だ」という正反対のイメージが共存する。これは韓国人が絶妙に「理」と「気」を使い分ける人々だからなのである。日本女性たちが本書に書いてきた韓国社会は、<気の空間>で起こった出来事が中心であるように思う。<理気のスイッチ>を意識しない日本女性には、<気の空間>にいる時だけの韓国女性を見たら、緊張感と秩序を感じず、ある意味で優越意識を持ってしまいかねない危険性を持っている。これは慎むべきだし、フツーの外国人には垣間見ることができない厳しい<理の空間>が存在することも知っておきたい。

この空間が心地よいと思う日本女性は、日本になかなか帰りたくない、と思うらしい。うーん、私はちょっとぎょっとするかな(友だちのものは自分のもの、とか)。で、簡単に韓国を理解しようと思った本書でしたが、ちゃんと「理」の本も読まなくてはならないみたい。宿題です。日本の本音と建前の文化とは、また違う文化なのですね。

著者: 在韓日本女性ユニオン
タイトル: 韓国女性「厚化粧」の裏側

*臙脂色の文字の部分は引用を行っております。何か問題がございましたら、御連絡下さい。
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プロフィール

つな がる

Author:つな がる
つなです。
「日常」logとも称していますが、そう多くはない手持ちの本、興味が赴くままに借りてきた図書館本の感想が主になります。
興味を持った記事があったり、あなたが読み終えた本について語っていたら、是非あなたの感想を教えて下さい。お待ちしています。

2008年3月23日に、fc2ブログに引っ越してきました。それ以前のamebaブログでの更新も、引っ越しツールによって移行しています(以前の記事は、表示が少々見辛いかもしれません。ご容赦を)。

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