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「ドット・コム・ラヴァーズ」/ネットで、出会う

 2008-10-05-00:18
ドット・コム・ラヴァーズ―ネットで出会うアメリカの女と男 (中公新書 (1954))ドット・コム・ラヴァーズ―ネットで出会うアメリカの女と男 (中公新書 (1954))
(2008/06)
吉原 真里

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勤務先のハワイ大学から、一年間のサバティカル休暇を貰った、人文科系の大学教授、吉原真里氏。この一年をニューヨークで過ごすことにした彼女は、この機会にオンライン・デーティングをしてみることにしたのだとか。

「オンライン・デーティング」というと、日本で言うと、私などは怪しい出会い系サイト??、などと思ってしまうのですが、著者が利用したものはもっと健全なものだそう。アメリカではこのオンライン・デーティングが、既にアメリカ主流文化の一つなんだそうな。

確かに仕事以外、自分の身近な範囲以外にいる人以外との接点ってなかなかないものだし、効率からいってもこういう出会い方もあるのかもしれません。特にアメリカでは、パーティなどカップルで行動することも多いもんねえ。実際、著者もたくさんの男性と出会い、恋人としてではなく友人としてであっても、なかなかに良い関係を結び、なかには同棲まで進んだ相手とまで出会えたのです。

なんでいきなりこんな本読んでんの?って感じなんですが、著者の大学教授というプロフィールに惹かれたのと、ぱらぱらとめくった部分が面白かったから。アメリカにおける研究書の出版事情なども興味深かったです。

私は、オン/オフラインでの「デーティング」をしているわけではないけれど、ブログを通じて感想を言い合ったり、面白い本を教えて貰う友人も出来たわけで、これってやっぱり実生活ではなかなか出来ないことなんだよね。ネットを通じてだと、自分の都合のいい時間に、いいペースでお話が出来るわけだし。そして、ブログのコメントをする時などに、自分が気をつけてることと、似たことが「オンライン・デーティング」においても大事なのかなぁ、などと思いました。文章だけでも、案外分かるもんですよね。

著者の「デーティング」は、ニューヨークでの一年間だけでは終わらず、本拠地であるハワイに移ってからも続きます。今度、降りかかってくるのは、ハワイのコミュニティの狭さと、アメリカ本土との距離。無尽蔵に出会えてしまうことで、逆に「出会い」がきちんと結実するのが、難しくなっているのかもしれません。ジュンパ・ラヒリの「その名にちなんで」(感想)における、主人公ゴーゴリの母、アシマの回想を思い出してしまいます。条件が合うから、全てその時点で理想を満たしているから、だから結婚して幸せになれる、というわけでもなく、それは育んでいくものなんだけどね。
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つな がる

Author:つな がる
つなです。
「日常」logとも称していますが、そう多くはない手持ちの本、興味が赴くままに借りてきた図書館本の感想が主になります。
興味を持った記事があったり、あなたが読み終えた本について語っていたら、是非あなたの感想を教えて下さい。お待ちしています。

2008年3月23日に、fc2ブログに引っ越してきました。それ以前のamebaブログでの更新も、引っ越しツールによって移行しています(以前の記事は、表示が少々見辛いかもしれません。ご容赦を)。

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